黒薩摩

漆黒の光沢がありながら、
素朴な佇まいの黒薩摩の香皿です。

くろもんと呼ばれ親しまれ、
実用的な日用品としてもお楽しみ頂けます。

本体サイズ
φ210mm 高さ35mm


＊薩摩焼
龍門司系、苗代川系などがあり、
白もんと呼ばれる豪華絢爛な「白薩摩」、
黒もんと呼ばれる大衆雑器の「黒薩摩」
に分かれます。


＊黒薩摩(黒もん)
素朴ながら優美な品格を持ち親しまれ、
古薩摩に劣らぬ力と美しさがあります。

＊沈壽官窯
鹿児島・美山には窯で作られた商品・作品が多数展示販売されています。

敷地内には貴重な作品が収められている収蔵庫のほか、職人たちの作業風景を見ることが出来る、見学コースも用意されています。


＊焼成
焼物はその名の通り焼いてはじめて完成します。焚き口に薪を投げ込み少しずつ火力を高めていきます。

この場合重要なことは焚き口の両脇の壁際に均一に薪を投入することが大切です。

窯を焼くことが陶器を焼くことなのです。炎が第１室に回り始めると、さらに薪を加えていきます。

二昼夜に渡る炎の中で、粘土と釉薬は一体となり「焼物」へと姿を変えていきます。

登り窯はガスや電気の窯と異なり、自然の燃焼で行われます。

更に窯のサイズが大きいために全体の傾向を揃えることが大変困難です。

この窯を熟知した人間のみが無言で真剣に向き合わねば、満足する結果は生まれません。

三日間の窯詰め、三日間の焼成、三日間の冷却を終えて窯出しが行われます。


沈壽官窯
〒899-2431
鹿児島県日置市東市来町美山1715
TEL 099-274-2358